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[関節鏡手術]

切らずに観察・手術ができる関節鏡手術
あさか台動物病院では、関節疾患の検査・手術に〝関節鏡〟を導入しております。
関節鏡は傷が小さく痛みも少ないので回復が早いことに加え、関節の構造上、
従来の切開では観察できなかった部分も可視化できるなど、メリットの多い検査・手術方法です。
  • 関節鏡とは?
    • 関節鏡(検査)は、主に犬の肩関節・肘関節・膝関節・股関節・手根足根関節の関節構造や関節表面を麻酔下で低侵襲に観察できます。
    • 関節の状態によっては、関節内構造物(滑膜や腫瘍)の生検や遊離骨片の除去、靭帯や半月板の摘出、炎症を起こした腱の切断なども実施します。
  • 関節鏡検査・手術のメリット
    関節切開と比較して次のようなメリットがあります。
    • 関節切開:関節を切開し関節内を観察することは、関節構造を著しく障害し、歩行可能までに時間を要し、入院期間が長くなる。
    • 関節鏡:皮膚の切開も最小限に抑えられ、関節構造への障害は少ないため、関節切開をした症例と比較にならないほど早期に歩行が可能となり、検査あるいは手術当日に歩いて退院できる。また、関節鏡(検査)は関節切開では観察できなかった、骨と骨の隙間や骨の裏側など可視化できる範囲が広がる。
関節鏡による検査および治療が推奨される症状
  • 跛行(足を引きずる、体重をかけないようにして歩くなど)、歩行異常
  • 内科治療が奏功しない跛行、歩様異常
  • 肢の挙上
  • 周期的な発熱がみられる場合
関節鏡(検査)の適応部位と疾患
適応部位 疾患
肩関節 離断性骨軟骨症(OCD)、上腕二頭筋腱滑膜炎、肩関節不安定症、変形性関節症、細菌性関節炎、生検:免疫介在性関節炎・腫瘍など
肘関節 内側鉤状突起離断(FMCP)、肘突起癒合不全(UAP)、上腕骨内側顆離断性骨軟骨症(OCD)、肘関節不整合、変形性関節症、細菌性関節炎、生検:免疫介在性関節炎・腫瘍など
膝関節 前十字靭帯断裂:完全断裂・部分断裂、後十字靭帯断裂、半月板損傷、変形性関節症、靭帯や腱の剥離損傷の治療、細菌性関節炎、生検:免疫介在性関節炎・腫瘍など
股関節 股関節形成不全、股関節外科の術前評価:骨盤三点骨切り術、変形性関節症、細菌性関節炎、生検:免疫介在性関節炎・腫瘍など
手根・足根関節 離断性骨軟骨症、生検:免疫介在性関節炎・腫瘍など
関節鏡の器械
  • スコープ(光学視管)

    関節の中を照らします

  • プローブ

    関節軟骨や半月板などを触知・探査します

  • 把持鉗子

    病的な組織の除去や切除、遊離骨片の除去などを行います

  • 関節鏡用ナイフ

    半月板や腱の切除を行う

  • キュレット

    病変部位の掻爬、強固に付着している軟骨片や骨片を除去する

  • 電動シェーバー

    関節鏡用ナイフやキュレットで除去した軟骨や半月板を電動シェーバーにて細かくし吸引する