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乳腺腫瘍 前のページへ戻る >>

乳腺腫瘍とは?
乳腺腫瘍はイヌとネコいずれにも多く認められる腫瘍です。早期に避妊手術を行うことによってその発生率を下げる事が可能な、数少ない予防できる腫瘍です。
イヌの場合は良性と悪性が1:1の割合ですが、ネコの場合はほとんどが悪性で、肺への転移もしばしば認められます。診断は各種検査を含めた全身状態の確認を行い、腫瘍のサイズ、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無などによりステージ分類を行います。
治療は、外科的切除が基本となり、良性腫瘍であればそれだけで完治が見込めます。悪性の乳腺腫瘍の場合には進行度により、術後に化学療法や放射線療法の併用が必要となる場合もあります。また、稀に炎症性乳癌という非常に悪性度の高い乳腺腫瘍が発生することもありますが、身体検査や細胞診である程度診断ができます。

乳腺腫瘍

炎症性乳癌の細胞診