予 防
当院は、病気を未然に防ぐための〝予防〟に力を入れています。
かけがえのない家族の一員の健康を守り、
ともに暮らす幸せを末永く続けられますようお手伝いいたします。
かけがえのない家族の一員の健康を守り、
ともに暮らす幸せを末永く続けられますようお手伝いいたします。
フィラリア
*フィラリア検査と一緒に健康診断のための血液検査をおすすめします。ワンちゃんの1年は、人間の3~4年に相当します。毎年春の健康チェックとして予防スケジュールに組み込んでいただけますと安心です。
[猫の飼い主様へ]
フィラリアは猫にも感染します。犬に比べると感染率は少ないですが、犬よりも診断・治療が困難で、突然死に至るケースもありますのでご注意ください。
混合ワクチン
ウイルスによる病気の感染は治療が困難であることから、感染してからの治療より感染前に予防することが何より重要です。〝免疫力〟をつけることを目的にしたワクチンの接種は、感染症に対して最も有効な予防策です。
犬:6種混合ワクチン・10種混合ワクチン
猫:3種混合ワクチン・5種混合ワクチン
猫:3種混合ワクチン・5種混合ワクチン
※ワクチンは接種後にアレルギー反応が見られることがありますので午前中のご来院をお勧めします。
ノミ・マダニ
さまざまな感染症を媒介し、人の健康にも大きな害を及ぼします。
- ノミ
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気温が13℃以上になると繁殖し、春から秋にかけては繁殖サイクルが活発化するため大量発生が見られます。
室内では一年中、繁殖のリスクがあります。どうぶつは体表についたノミを呑み込んでしまうことがありますが、サナダムシの幼虫が寄生しているノミを体内に取り込むと、サナダムシが体内で成長して深刻な二次感染被害を引き起こします。 - マダニ
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マダニは草や木の葉先に生息し、宿主となる動物が通過するのをひっそりと待ち受けています。
動物の被毛にくっついたマダニは、口から出ている突起を皮膚に深く差し込んで食いつき、接着剤の働きをする物質を分泌することによって固定されます。マダニには吸血すると体が大きくなるので比較的容易に見つけることができますが、むやみに引っ張って取り除こうとすると、皮膚の中にその突起の一部が残ってしまい、皮膚炎の原因になります。
マダニが媒介する感染症として近年特に警鐘を鳴らされているのがSFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。2011年に発見された新しい感染症ですが、国内で約500例が報告され、死亡者も多く出ています。
狂犬病
狂犬病は感染すると死に至る大変怖い病気です。また、感染したワンちゃんに噛まれることで人にも感染する〝人獣共通感染症〟のため、狂犬病予防法により登録(鑑札)と予防注射が義務化されています。年に1回、必ず狂犬病のワクチンを接種(予防注射)しましょう。まだワクチン接種が済んでない方はお早めにご相談ください。
練馬区ホームページ : 飼い犬に関する手続き
定期駆虫
おなかの虫を駆虫・予防して、どうぶつと人の健康を守りましょう。おなかの虫が犬・猫の腸内に棲みつくと、腸内で卵を産み、どうぶつの健康を蝕むほか、排泄時に犬・猫の肛門に付着し、スキンシップを通じてご家族にも感染を広げるリスクがあります。おなかの虫は一年中季節を問わず感染しますので通年予防が必須となります。定期駆虫は飼い主様とどうぶつの健康を守るとともに、社会への感染の輪の広がりを絶つ大切なハッピールールなのです。
去勢・避妊
避妊手術や去勢手術は、望まない妊娠を防ぐだけでなく、問題行動の抑制や多くの病気の予防に効果があります。去勢手術では、マウンティングやマーキング、攻撃性を抑制し、精巣および肛門周囲腺の腫瘍・前立腺の病気等の予防に効果があります。
避妊手術では、発情期特有の体調の変化や発情に伴う出血をなくし、子宮蓄膿症・卵巣および乳腺の腫瘍を高い確率で予防できます(乳腺腫瘍の予防は手術の時期が重要になりますのでご相談ください。)
ワンちゃんネコちゃんとより長く幸せに暮らすために避妊・去勢手術をお勧めしています。
デンタルケア
多くの成犬・成猫がかかっているといわれる「歯周病」。歯周病は歯垢の細菌が繁殖して歯周組織に炎症を起こす病気です。
進行すると歯を失うだけでなく、顎の骨が溶けたり、膿が皮膚に広がったり、さまざまな内臓疾患を引き起こす危険があります。
口臭や歯の色の変化などのサインに気づいたら、早めに受診してください。